見せかけ [R/N]
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いつもの公園
とめさんがクマ子を“家族”として受け入れるまでに3年かかりました。
8歳のとめさんは、生後1ヶ月でやってきたクマ子を、
吠える唸る牙を当てるという威嚇をもって迎えました。
それはそれは前途多難の出会いでした。
けれど、柴犬の多頭飼いが最初から上手く行くとも思っていなかったし、
もともと頑なな性格のとめさんだけれど、
仲良くはなれなくても、絶対に一緒に居られるようになると信じていました。
日々をおくって3年ほど経った頃、
彼が絶対にクマ子の入室を認めなかった“温室”で
仲良く2匹してお昼寝するようになりました。
今ではとめさんの方が、クマ子を好いてくれています
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